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“持続可能”って何だろう

KGとUki
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最近、

“SDGs”や”サスティナブル” ”持続可能な暮らし”など、

巷で耳にする機会が増えましたね。

しかしながら、じゃあ実際に

「”持続可能な暮らし”をしていこう」

と思ったときに、

具体的な内容って、例えばどういうものなのでしょうか?

今回は、僕たち夫婦が考える、

「持続可能な暮らし」とはどういうものか、

お伝えしていきます。

①自然に沿っている

「持続可能」に付随して、

「パーマカルチャー」という言葉もよく聞きますが、

このパーマカルチャーの根本的な考え方としては、

それぞれの特徴を生かす

ことにあると思います。

僕たちの生活は、衣食住、どれをとっても

意識していなければ不自然なものになりかねません。

」はファストファッションが流行り、

化繊の服が多いけども、本当はオーガニックコットンや自然素材のものが良い。

」は、当たり前に農薬や殺虫剤を使用して均一に形作られた野菜をスーパーで買うより、

愛情込めて手をかけた愛嬌ある形をした無農薬野菜を食べる方がいい。

」は、ビニールクロスで埋められた化学物質的な空間よりも、

木材を生かして自然素材に囲まれた家に住む方がいい。

なぜか人工的なものよりも「自然」なものの方が値段が高い傾向にありますが、

自然に近い生活、選択をしている方が、

身体的、精神的にも「持続可能」なのはみんなわかっているのではないでしょうか。

②自分でやってみる

今の僕たちの生活や暮らしというのは、

収入の中から

電気ガス水道などの光熱費、

食費、家賃やローン、医療費、修繕費など、

ありとあらゆる”支払い”をしながら、

生活をしている人たちがほとんどかと思います。

でも、ちょっと待って。

本当にそれは、

「お金じゃないと解決できないこと」

でしょうか。

例えば、スーパーで普段買っている野菜。

ベランダにプランターを準備すれば、

ミニトマトや葉物野菜など、手軽に育てられますよね。

そしてそれがうまく収穫まで出来たら、極端な話

トマトや葉物野菜をスーパーで買うことはありません。

例えば、「ここに棚がほしいなあ」と思った時。

木材とのこぎり、釘やビスがあれば、

自分でサイズもばっちり決めて棚を作れるかもしれません。

すると、理想の棚を探す時間、お店に行くまでのガソリン代は必要ありません。

そうやって、日常にありふれている「支払う」瞬間に意識を向けていくと、

「あれ、これ自分でできんじゃね?」

と思うことって、結構ある気がしてきませんか?

そしてそうやって、「自分でできること」が増えてきた先に何が起こるかというと、

自分の力で生きるスキルが上がる

支払う機会が増えて支出が減る

抑えられた支出で本当に払いたいものにお金を使う

収入ー支出=余剰   余剰分だけ、それまでの収入額が同じでも、収入が上がったのと同じ!

に、なりますよね。

今まで支払わなければならなかった金額が減るということは、

それだけ稼ぐ必要もなくなるということ。

稼ぐ必要がなくなるということは、つまりお金への依存度が減るということ。

もちろんお金は大事なものですが、

お金への依存度が減ることで、

人生のコントロール感」は爆上がりすると思いませんか?

③無理がないこと

前述のお金に関してもそうですが、

今の僕たちの生活は、

ちょっと頑張りすぎているところがある気がします。

「頑張る」という言葉自体、

「ちょっとキツイけど、我慢します」

みたいなニュアンスが感じられてあんまり好きではないんですがw

それでもたいていの人は、頑張っていると思います。

そして頑張り続けた先には、

体調を崩したりして、結局動けない期間が長くなってしまったり、

人生を謳歌したいと頑張っていたはずが、

逆に苦しい思いをすることになってしまったり。

それって結局、

持続できてない

じゃないですか。

僕たち人間は、頑張り続けられるほど丈夫ではありません。

それは、妻のUKIが過去に証明しています(またメルマガで本人から話があるかもです)。

頑張る≒無理をする

だと考えます。

時には「頑張るタイミング」も必要だと思いますが、

それを続けていくのは無理な話で、「持続可能な暮らし」とは遠い気がしています。

④顔の見える人間関係

またお金の話にも関わってきますが、

普段の買い物はお店で買ってますか?

それとも、ネット通販が多いですか?

同じものを同じ金額で購入するとなった場合、

何が一番買い手の満足度を左右するかというと、

売る側の人柄

ではないでしょうか。

顔の見知った人から何かを買う時、

支払ったお金はその人のものになります。

そしてその人は、そのお金を使ってまた

自分のためにお金を支払う、この循環が基本だと思いますが、

せっかく支払うなら「誰かへの応援でありたい」

と思うのです。

また、顔の見える関係というのは、

お互いの考えや価値観の共有、人間関係の広がり、

知識やモノの共有の敷居を低いものにしてくれます。

うまくいっている時は、周りの人へシェアを。

うまくいっていない時は、誰かの助けを。

そういった”相互扶助”的な関係は、

時代に左右されることなく、

普遍的な価値で、また「持続可能」だと思っています。

⑤楽しい

これが一番重要かもしれません。

衣食住も、DIYや自給的生活も、人間関係も

結局本人自身が

「楽しい」と思えるかどうかが、

「持続可能」かどうかにかかわってきます。

例えば、

「食事は自然由来のものしか摂らない!」と決めていても、

たまに加工品に手を出したくなることもある気がします。

そんな時、「いや、決めたんだから絶対ダメ!」とするか、

「まあ、たまにはいいか」とするか、

自分の心が喜ぶ方を選んでいくことが、

「持続可能」につながっていくと思うのです。

「持続可能」という目的があるが故に、

自分に厳しくなり我慢や頑張りの%が増えていくのは、

楽しくもないし、逆にストレスですよね。

それって結局、「持続可能」じゃない。

だから何かの選択をするときに、

自分が「嬉しい」「楽しい」という感情になれる方を

選択していけるか、それがちょこっと目的を外れてしまうことであっても許容できるかどうかが、

「持続可能」な暮らしにつながっていくのではないでしょうか。

環境に配慮した生活、素晴らしいです。

自然に根差した生活、素晴らしいです。

多様性を認める生活、素晴らしいです。

であれば自分の中にある「多様性」も、認めてあげてほしい。

というわけで今回は、

「持続可能」というテーマで、

僕たちの思いをお伝えしました。

「持続可能な暮らし」を考えるうえで、

参考になった本も記載しておきます。

こちらに関しては、また別記事にて、詳しくお話しできればと思います。

ではまた~。

Profile
宮本啓示
「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」の自給自足的ライフスタイルを模索し、2018年単身阿蘇へ移住。結婚を機に築70年の古民家を購入し、DIYでリノベーションをスタートさせる。 伝統建築・古民家由来の生活様式に魅せられ、日々の暮らしを発信中。古民家鑑定士1級。
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