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【古民家リノベーション】概要編

KGとUki
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遂に…念願だった、持ち家を購入することができました!

田舎暮らしを志した以上、

憧れの「古民家リノベーション」を自分たちでやって、

手作りの、愛着ある家に暮らして、自給的な暮らしをしたい…!

田舎を志す方なら多くの方が思うかもしれません。

実際私たちがそうでした。

メルマガでも書いていますが、

「あるものをどう自分たちなりにアレンジして使うか」

という所が私たちの一つのモットーになっているので、

まさにこの古民家をリノベーションしていくことは、その夢が現実となる瞬間。

さあ、いよいよ始まります!

家の現状

  • 木造2階建て(石場建て) 納屋あり
  • 築約70年
  • 家屋面積:1階 約115㎡ 2階 約48㎡
  • 屋根:板金
  • 外壁:板金

現況の間取りはこんな感じ。

玄関から入った部屋。
西日が差し込みます。

その東隣。縁側があります。

キッチン。西向き。
リビングキッチン横に薪ストーブ。

洗面所。幅1200㎜位。
キッチン隣の部屋は囲炉裏が!

2階からの眺望。

2階北西。煙突貫通。

2階。押し入れなどあり。

いわゆる昔ながらの「田の字」の作りになっていて、

それぞれの部屋の仕切り(ふすま)を外せば、大人数の集まりでも対応できる仕様。

昔は冠婚葬祭を家でやっていたりしたので、こういった作りになっているのかなー。

なお、床は1階2階ともに杉板フローリング貼り。

前に住まれていた方がご自身で施工されたそう。

「小国杉」という、杉の産地で有名な、熊本県の小国町産のモノ。

小国杉、結構値段がするので、これは再利用したいと思います。

特徴的な基礎

中でも特徴的なのが、床下の基礎、

家が地面に接する部分が石場建てであること。

石場建ては、柱が乗る部分に石を置く。なので床下は地面。

石場建てとは現代の住宅の様に家の基礎となるコンクリートに金属で緊結するということはせず、石の上に直接柱を乗せるだけの構法です。
建物が地面に固定されていないため、大地震の際に揺れが直接建物に伝わらず難を逃れることができます。また、床下に空気の流れをつくり湿気を少なくすることでシロアリや木の腐食の発生を防ぎます。

https://uenai.jp/traditional_construction/#:~:text=%E7%9F%B3%E5%A0%B4%E5%BB%BA%E3%81%A6%E3%81%A8%E3%81%AF%E7%8F%BE%E4%BB%A3,%E3%81%AE%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E9%98%B2%E3%81%8E%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

昨今の住宅の基礎は、「ベタ基礎」や「布基礎」などで、

コンクリートで地面を固めて、その上に家を建てていくのが一般的になっていますが、

いわゆる古民家や、戦前戦後に建てられた家はコンクリ基礎は流通しておらず、石場建てが中心です。

現代の基礎。コンクリで固め立ち上げたところに土台木をのせる。床下もコンクリのベタ基礎が主流。

それだけに床下は地面になっているので、地表の冷気が直接床下に伝わるので、

冬が寒いことは否めません。

これからの工程

【床のレベル調整】

家全体を見たときに、まず気になったのが床のレベル(水平)。

どの部屋も微妙に斜めになっていたりして、

歩いていると若干気になるので、調整して水平に戻していきます。

【断熱】

日本の古い家は、基本的に「夏を涼しく」過ごすために、

風通しの良い作りになっています。

ということは裏を返せば、「冬は寒い」という事。

この家は標高700mほどの場所にあり、冬はマイナス10℃くらいまで下がります。

寒がりなASOBOSHIの二人にとって、断熱は力を入れておきたいところ。

天井や壁を解体して、断熱材を入れていきます。

【間取りの変更】

「田の字」の間取りは昔ながらの感じで雰囲気があるのですが、

断熱の事や、理想的なライフスタイルを考えたときに、少し変えたい。

「田の字」の4部屋のうち、リビングが4分の1になり、少し手狭なので、

2分の1をリビングとして広げたいと思います。

予定の間取り。電気配線も入ってます。

【柱の新設、筋交い施工】

昔の家に良くある話ですが、この家には、筋交いが1本も使われていません。

筋交いは、家の構造上耐震強度を上げたり、耐久性を高めてくれるものなので、

長く暮らそうと思うと、こういった補強はあった方がいいです。

筋交い(すじかい)とは、柱と柱の間に斜めに入れて建築物や足場の構造を補強する部材である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%8B%E4%BA%A4%E3%81%84

【電気配線のやり替え】

古い家には配線が部屋の中にむき出しで張られていることが多いです。

それだけならまだいいのですが、今風のケーブルではなく、布ケーブル(伝わるかな?)で、

長年の劣化とネズミがかじったりしていて、漏電の危険性大。

古い配線は風情もあるものですが、安全を考え配線し直しです。

【水道管のやり替え】

今の家の水道管は塩ビ管など樹脂製が主ですが、

古い家は、水道管は基本鉄が使われています。

それも経年劣化でさびてくるし、冬場は凍結リスクが高いです。

寒冷地の家なので、解体と同時に水道をやり替えたい。

ほかにもこまごまとやることはありますが、

主な内容としてはこんな感じです。

Before。

After。2階の大きな間取り変更はなし。

KG:薪ストーブ販売施工が生業なので若干の建築知識あり。

UKI:福祉出身なので建築、DIYほぼ初心者。インテリアは好き。

さあ、これから少しずつ、リノベーションを進めていきますよ!

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Profile
宮本啓示
「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」の自給自足的ライフスタイルを模索し、2018年単身阿蘇へ移住。結婚を機に築70年の古民家を購入し、DIYでリノベーションをスタートさせる。 伝統建築・古民家由来の生活様式に魅せられ、日々の暮らしを発信中。古民家鑑定士1級。
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